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深夜、 新宿から市川まで行く途中で寝ていた男性客が起きるなり 「最近、タクシーの運転手も強くなったね!」 と声を掛けられた。 私は一瞬、何の事か分らず 「はあ〜っ」 と間の抜けた返事を変えした。 すると 「タクシーの運転手がお客の首絞めてお客に重症負わせたってテレビでやっていたよ」 「ひどい事するね〜!」 と運転手を一方的に責める言い方をしてきた。 私はその言葉でやっと理解して 「あ〜、あれですか!」 と答えたがお客の言い方が何か一方的なのが少し腹が立った。 当然、強く反論はしないが 「無賃乗車しようとしたらしいじゃないですか?」 「運転手も必死だったんですね・・・・」 と私なりにヤンワリと返した。 お客は 「でも、首を絞めるのはやりすぎだよ!」 「あれってどうなるのかな?」 「ヤッパ、障害になるんだよね?」 と質問するように聞いてきたが私にそんな事、分る訳がない! 「そうですね・・・過剰防衛にでもなるんですかね〜?」 とマタマタあいまいな返事。 その答えに 「フゥ〜ン」 とお客は言ったきり返事は返ってこなかった。 私はお客を下ろしてから例の事件を思い返して見て、 重症のお客(まだ、この時は死んではいない)より寧ろ運転手に同情した。 殺してしまえば遣り過ぎなのは確かであるが無賃乗車は許せない! なんと言っても他人事ではないのだ! このブログでも書いているのだが乗り逃げされた事は今までないがされそうになった事はある。 それも三度! いずれも追いかけて行ったり車から降ろさなかったりして、 なんとか取れたから良いがそのときは必死であった。 無賃乗車をする方は軽い気持ちかもしれないがこちらは死活問題だ! 時には時間を使って長い距離走って逃げられれば、その売上げは当然なし! だが、我々法人タクシーはそれだけでは済まされない。 入社の時、指導員が 「タクシー強盗や乗り逃げされた時、金なんかいいから身を守れ!」 などと、もっともらしい事を言っていたのを覚えている。 なるほど、その通りである。 しかし、強盗にあった金や乗り逃げされた料金は運転手が負担しなければならないのだ! 当然、警察に届けて会社にも報告するのであるが、 会社はその料金をそのまま売上げにしてしまう訳で困る事は何もない。 困るのは運転手だ。 乗り逃げされた料金は運転手の全額自己負担になるのだ。 乗り逃げされて売上げがパアにされた上に会社への売上げを負担する訳で、 時にはそれが会社への借金にもなってくる。 (ちなみにつり銭も全額運転手の負担で用意しなくてはならない) 全くに踏んだり蹴ったりだ。 死んでしまった人は気の毒ではあるが私には自業自得のように思える。 今回の事件を犯した運転手も必死で料金を取ろうとしたのだろう。 私は彼が余り重い刑にならない事を願いたい。 意識不明の男性乗客が死亡 千葉・佐倉のタクシー運転手暴行事件 |
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